みやざき農業日誌

株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。


追熟

かぼちゃの収穫がほぼ終了し、現在は追熟を行っています。

追熟とは、かぼちゃのデンプンが糖化するのを待つことです。
待っている間に傷んだり腐ったりしてはいけませんので、
ちょっとひと手間かけます。

収穫したかぼちゃの軸の部分を、ハサミとスプーンを使って丁寧に切り取り、
その軸の部分とお尻の部分が「何にも触れあわないように」上手に並べて風乾していきます。
「恋するマロン」は軸もお尻も凹んでいるのでやりやすいですが、
お尻の尖ったかぼちゃの場合は余計に気を使う部分です。

さて、デンプンは畑で葉が光合成を行って、エネルギーを貯めるために生成されます。
このデンプンがホクホクした食感の源です。
ホクホクしたデンプンは、時間が経つと糖に変わり、甘みを増してきます。
同時に、食感はホクホクしたものからネットリとしたものに変わっていきます。

畑で十分な光合成を行い、ホクホク感の強いかぼちゃに仕上げておくほど、
追熟により強い甘さを引き出すことができますし、棚持ちも良くなります。

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プロフィール

株式会社風土 社長 濱口陽行(ふうどしゃちょう はまぐちたかゆき)

1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。

おいしいを、作ろう 株式会社風土

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