みやざき農業日誌

株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。


稲刈り

秋の稲刈りシーズンが始まりました。
風土のお米は一足早く、9/19に収穫しました。

肥料がすっかり切れて黄金色の田んぼになりました。
まさにFields of Goldです。

ここにきて肥料が効き続けていると、穂の重さや風で倒れてしまいます。
風土のお米は穂肥をしたため、近所では「倒伏する」と噂されておりましたがなんのその、
ほぼ理想的な状態に仕上がりました。

稲刈りには大きく2つの方法があって、1つはコンバインで刈り取って籾だけを収穫し、
乾燥機で乾燥させる方法です。
もう1つは、稲まるごと収穫して田んぼで自然乾燥させる「掛け干し」という方法です。


お隣の掛け干し。このように掛ける部分は孟宗竹を使うと、通気性が良く乾燥が早いです。

掛け干しの方が美味しいのですが、道具もないし時間もないので今年はコンバインで
収穫することにしました。
幸い、最寄りの乾燥場にあるのが遠赤外線の乾燥機なので、掛け干しに匹敵する風味で仕上がります。


乾燥場。とてもきれいな作業場です。助成金(税金)で作られた設備のようです。

品質向上と乾燥コスト削減のため、来年は掛け干しにチャレンジしたいところです。

さて、稲刈りの始まりです。
コンバインは3列同時に刈り取りますので、1反だと1時間もかからずに刈り取りできます。
最初は慎重に操作しますが、なれると結構なスピードで進んで行きます。
これを全部人手で鎌を使って刈り取っていた昔のことを考えると気が遠くなります。

コンバインで刈り取ると、見事に籾だけが刈り取られ、ワラが後ろから排出されます。

ある程度籾が貯まったら、軽トラックに移し替えて乾燥場にひとっ走りします。


籾は翌日に乾燥が終了しますので、倉庫に移して貯蔵します。
籾で貯蔵して、食べる直前に精米した方が断然美味しいからです。

今年は籾で10aあたり548kgの収穫ができました。
作況指数を見ると、豊作だったのは宮崎県、鹿児島県、高知県だけのようですね。
水稲以外も、長雨の影響でいろいろな作物が不作のようですが、
水稲一年生の風土(文字通り新米)にとってはラッキーでした。
来年はもっと品質を高められるよう頑張ります。

※なお、長田のお米は通信販売を予定しておりましたが、事前のご注文によりほぼ完売の状態となっております。

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プロフィール

株式会社風土 社長 濱口陽行(ふうどしゃちょう はまぐちたかゆき)

1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。

おいしいを、作ろう 株式会社風土

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