みやざき農業日誌

株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。


久しぶりの晴天

今年は記録的な雨量の年で、日本各地で梅雨明けしたにもかかわらず、
風土のあたりは7月19日もずっと雨がパラパラ降っていました。
今朝もちょっと降りましたが、どうやらこれからは晴天続きのようです。

まだかぼちゃの収穫が1haくらい残っていますが、すでに8月播きの
かぼちゃの畑を準備しないといけません。
そこで、今日から2~3日かけてプラウでの耕転作業を行います。

プラウとは、畑の土をひっくり返す機械で、
表土を下に、下にある土を上に起こします。
肥沃な畑の下の土を掘り起こし、また表土の残渣や雑草の種をすき込む効果や、
土壌に酸素を供給することで、水持ち等の物理性を改善する効果もあります。
風土のプラウは1つしか鋤(すき)がついていませんが、2つついているものや、
またそれらが反転することで効率よく作業できるものもあります。

効率を良くするには、機械の導入が不可欠ですが、その投資をペイするほど
現在の日本の野菜や食糧は高価ではありませんので、どのくらいの設備が
「自社に合っているのか」「日本の食糧事情に合っているのか」を
考えながら投資していかないと、回収が大変なことになります。

昨日も「TVタックル」でお茶農家さんが「日本の食糧自給率は0%で良い」
という極論でもって農家の苦しさを訴えていました。
特にお茶は、ここ数年で宮崎県でも価格が大暴落していて、
辞める農家さんがいたりと苦しい状況のようです。
供給の過剰が主な原因だと思うのですが、そこには少なからず
JAの失策が見て取れます。

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プロフィール

株式会社風土 社長 濱口陽行(ふうどしゃちょう はまぐちたかゆき)

1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。

おいしいを、作ろう 株式会社風土

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