みやざき農業日誌

株式会社 風土のスタッフブログです。
風土スタッフの日々や、野菜に関する記事を記録していきます。


かぼちゃの作付開始

かぼちゃの作付を開始しました。
早い畑は8月11日から種をまいています。
えぇっ!今からかぼちゃの種まき?と思う方もいるかもしれませんが、
冬至~お正月に向けて一番美味しい状態で出荷するには、
温暖な地方でお盆頃に播種をするのが最適なのです。

8月11日に播種をした畑は、8月17日には大体発芽が揃いました。
子葉が展開して、本葉0.5枚といったところです。

お盆を過ぎてゆっくりと気温や日照時間が下がっていきますが、
宮崎の温暖な気候と肥沃な火山灰土が、美味しいかぼちゃをじっくりと育てます。
このブログでは、その栽培の記録もどんどん紹介していきます。

さて、この時点で気をつけておかないといけない重要な点が2つあります。
1つは播種の際に種を立ててあげることです。
もちろん上下がありますので、根が出る方を下にします。

どちらか分からないとか、間違える可能性がある場合は「横向きに立てます」。

「横向きに立てます」では分かりづらいですね。
かぼちゃの種を手のひらに見立てた場合、ちょうど空手チョップを
しているような向きにしてあげます。
どんな種子も発芽にはかなりの体力を使います。
できるだけスムーズに発芽できるように立ててあげると、発芽率が向上します。
それ以前に、畑を良く耕運しておくことや、播種直後に雨が降りそうな
タイミングを避ける基本的なことは押さえておかなくてはいけません。

もう1つは写真の通り、白いマルチを使用することです。
このマルチは裏面が黒になっていて、白い面で光を反射してアブラムシを
寄せ付けないようし、裏面の黒い部分で地温の上昇を狙います。
このマルチを使うことで、植え付け時のアブラムシの農薬を1回減らすことができます。
それでも発生してしまう場合は対処が必要ですが、
安心・安全のために出来ることは積極的に取り組んでいます。

次回はツルの仕立て方についてご紹介する予定です。

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プロフィール

株式会社風土 社長 濱口陽行(ふうどしゃちょう はまぐちたかゆき)

1975年10月6日、東京都生まれ高知県育ち。普通科高校~大学法学部からIT関連のセールスを経て2008年10月1日に農業生産法人である株式会社風土を設立。

おいしいを、作ろう 株式会社風土

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